outdoors web australia、オーストラリアのキャンピングカーレンタル

オーストラリアでのドライビング情報

各支店間の走行距離

オーストラリア大陸は、南北に約3,700キロ、東西に約4,000キロというスケールで、面積は、日本の約22倍もあり、広大な国土を持つ大陸国家です。日本では、青森から鹿児島までの走行距離が約2,100キロですが、この距離は、ケアンズから内陸部のウルル(エアーズロック)観光のベースとなるアリススプリングスまでの距離に相当します。旅程を組む場合は、目的地までの走行距離をグーグルマップなどで確認して、十分余裕を持ったスケジュールを立てるようにしてください。
目的地までのドライブ自体を目的とした旅行であれば、毎日8時間、交代で運転するといった旅程を組んでも問題ありませんが、途中、いくつかのスポットを観光しながら移動する場合には、余裕をもって旅程を立てることをお勧めします。オーストラリアでは、特に内陸部の場合、カンガルーや家畜といった大型動物の飛び出しが頻発しますので、夜間、早朝のドライブは避けて旅程を立てるべきです。
キャンピングカーで移動しながら、オーストラリアの自然や、人々と、間近に接することができるような、自分らしい旅のプランを組み立ててみてください。きっと、そこには、旅行ガイドブックにはないような、すばらしい体験が待っているはずです。
以下のデーターは、アポロ各支店間の距離(キロメートル表示)です。プラニングの参考にしてください。

アデレード
1,542 アリススプリングス
2,063 3,012 ブリスベン
4,288 2,746 4,560 ブルーム
3,143 2,324 1,717 3,962 ケアンズ
3,053 1,511 3,415 1,865 2,727 ダーウィン
728 2,270 1,674 5,016 3,054 3,781 メルボルン
2,724 2,363 4,384 2,250 5,954 4,045 3,452 パース
1,420 2,644 996 5,234 2,546 4,000 868 4,144 シドニー

キャラバンパーク

基本的に駐車スペースや道路上でのキャンピングカーでのキャンプは禁止されていますし、防犯上も好ましくありません。宿泊は、キャンプ場かキャラバンパークをご利用下さい。
オーストラリアでは、殆どの街に、車で旅行を楽しむ人たちの為にキャラバンパーク(バンパーク)という施設があります。キャラバンパークでは、トイレ、シャワー、バーベキュー施設の他に、レストランやプール、あるいは宿泊用キャビンなどの施設を併設しているところもあります。その他、持参したテントで宿泊できるテントサイトなどもあり、チェックイン時の案内にしたがって、好みの施設を選択できるようになっています。
キャビンに宿泊する場合、あるいは POWERD SITE (車内に電源を引き込めるコンセントが設置されているサイト)の場合は、事前に予約を入れておいたほうが確実ですが、電力供給のないテントサイト(テントは各自持ち込み)の場合は、通常は、ピークシーズンでも、事前予約は必要ありません。料金は、電力供給可能なキャンピングカーサイトで通常25~30ドル程度です。
オーストラリア国内のキャラバンパークに関するインフォメーションは「BIG4 HOLIDAY PARKS」というサイトが充実しています。会員になれば、各種割引も受けられるようになっています。

           
※画像をタップ(クリック)して拡大
キャビン外観 キャビン外観 キャビン室内
キャビン外観 キャビン外観 キャビン室内
キャビン室内 パワードサイト 電源コンセント
キャビン室内 パワードサイト 電源コンセント
テントサイト テントサイト バス・トイレ
テントサイト テントサイト バス・トイレ
バス・トイレ キッチン キッチン
バス・トイレ キッチン キッチン
ランドリー ランドリー
ランドリー ランドリー  

オーストラリアでの運転で気を付けたいこと(日本との違い)

車が故障したとき

車が故障した場合、車から離れないでください。車が傘になって天候から守ってくれます。アポロ社の場合は、指定の電話番号に電話して、その後の支持を受けてください。

事故の場合

事故の場合は、その大小に拘わらず、thl本部まで連絡して、その後の対応を確認してください。もしケガ人等が発生し、救急車の手配が必要な場合は「000」まで電話してください。日本の「119」と同じ番号になります。この「000」に電話して、緊急な旨を告げると救急車と警察、両方に連絡が入ります。ケガ人の発生もなく救急車の必要がない場合、「000」は利用できません。ケガ人の発生がない場合で、警察を呼びたい場合は、最寄りの警察署のローカル番号を調べて連絡することになります。

交通標識

交通標識は日本とさほど変わりません。スピードの単位、距離表示等、すべてキロメートル(km)表示です。オーストラリアでは都会でも信号の故障等で交差点の信号が消えているという状況は珍しくありません。警察官が誘導していればそれに従えば問題ありませんが、警察官が不在の際は、交差点では右側優先が原則です。右側からやってくる車が優先されます。逆に言えば、左側の車は、止まらなければなりません。

ランドアバウト

車を運転する際、日本と最も違う点が、このランドアバウトの存在です。信号のないロータリー式の交差点です。必ず時計回りに回ります。先にランドアバウトに進入した車両、言い換えれば、 ランドアバウト内の右手側からやってくる車両が優先です。2車線のランドアバウトでは、左側の車線からランドアバウトに進入した車両は左折か直進、右側の車線から進入した車両は直進か右折、 あるいはUターンが可能です。ランドアバウトへ入る際、ランドアバウトから出る際は、日本の交差点と同じ要領でウインカーを使って、進行方向を指示します。

制限速度

通常、市街地では40キロ~60キロ、郊外では80キロ~100キロが最大速度です。以前は、「速度制限なし」という道路もありましたが、今では、最高でも130キロまでに制限されています。学校の近くでは、登下校時、20キロの制限速度に規制される場合もあります。オーストラリアでも日本と同様の頻度で、スピードガンによるスピードチェックや、設置式スピードカメラ等で、スピードチェックを行っています。

動物の飛び出し

カンガルーの飛び出し注意の交通標識はよく知られていますが、それ以外にも、多くの動物の飛び出し注意の看板があります。牧場の中を道路が走っているようなケースもあり、柵から逃げ出した牛が道路を歩いているようなこともありますので、注意が必要です。カンガルーなどは、日中より夜間から早朝にかけての時間帯の方が活発に活動しますから、夜間、早朝の走行は控えるべきです。

ハイウェイ

日本でハイウェイといえば、車専用の高速道路のことですが、オーストラリアでは、主要幹線道路(一般道)をハイウェイと呼びます。地方のハイウェイは、整備状況も良くなく、日本のイメージで運転していると、トラブルの原因となります。日本のような車専用の高速道路はフリーウェイ、あるいはモーターウェイと呼ばれ、一部の大都市に限られます。

有料道路の利用

オーストラリアでは E-Toll、あるいは E-Tag というシステムがあります。日本のETCのような装置で、通常のレンタカーでは、各車両にこのタグが設置され、車両返却時に清算されるようになっています。キャンピングカーの場合、このタグは、車両に設置されていません。というのも、設置には費用がかかり、有料道路はブリスベン、シドニー、メルボルンの3都市に限られるところから、その他の主要都市を含んだ各都市間を移動することになるキャンピングカー全車両に設置すると、限られた利用頻度の為に多くの費用を割かなければならなくなるからです。
オーストラリアの有料道路は、日本のようにゲートがなく、タグがない車両でも、有料道路料金を支払うことなく通行可能です。通常はタグを利用して清算が行われるのですが、タグのない車両の場合は、ナンバープレートを画像で読み込み、その所有者を割り出し、その所有者へ請求されます。通常、所定の期間(利用後3日程度)までに支払いの処理を済ませなければなりません。但し、有料道路のゲートがない上に、同じ都市部でも管理会社が異なる場合があり、どの有料道路を利用したか明確に理解できていないと、支払処理ができません。支払処理を怠ると、有料道路の管理会社からthl本部経由で督促状が届きます。この督促状は、支払いを終えるまで定期的に届くことになりますが、その都度、遅延金とthl本部での事務処理費用が追加で請求されることになります。
この有料道路の利用料金の支払いに関しては、観光など、オーストラリアで短期滞在する人向けの専用アプリがあり、このアプリで事前登録することによって、利用した有料道路の利用ルートの確認、その利用金額、クレジットカードでの清算等が、すべてアプリ内で済ませられるようになります。
アプリの詳細は、こちら、https://www.linkt.com.au/accounts-and-passes/linktgo/sydney。(2024年6月現在)

カーナビ、携帯のネットワーク

日本では、カーナビがあれば、地図がなくても移動には困りませんが、オーストラリアの場合、まだまだネットの圏外になってしまうエリアが多く、カーナビだけでは、運転に困ることがあります。特に、内陸部を長距離で運転する場合は、走行ルートを事前にチェックして、地図だけでも迷わず運転できるようにしておく必要があります。

給油の仕方

オーストラリアではガソリンスタンドのことを Petral Station(ペトロルステーション、英語でガソリンのことをペトロルと言います。)と呼びます。ほとんどの場合、セルフサービスです。自分で給油したら、給油の終了後、店内のカウンターで、使用した給油機の番号を告げて、清算するようになっています。ガソリンでも、ハイオクやエタノール混合ガソリンなど数種類あり、他にディーゼルの給油ノズルも給油機に設置されていますので、間違えないよう注意が必要です。
地方の人里離れた地域では、ガソリンスタンドの数が極端にすくなくなりますので、ガソリンスタンドの所在地を事前に確認しておくことをお勧めします。

シートベルト

オーストラリアでは、ドライバーは勿論、全ての同乗者にシートベルトの着用を義務付けています。7歳以下の子供は、その年齢、あるいは体格により子供用シート、ベビー用シートを利用しなければなりません。アポロ社では、レンタル用の子供用シート、ベビー用シートをご用意しています。原則、事前予約となりますので、ご予約の際にご確認ください。

飲酒運転、ドラッグ

薬物や飲酒の影響下で運転するのは、非常に危険です。オーストラリアでは、これらで捕まった場合、非常に厳しい罰則が科されます。オーストラリアでは、血液中のアルコール濃度が0.05パーセント以上ある状態で車を運転することは禁止されています。運転能力に影響する薬物を接種した後に運転することは違法であり、厳重に処罰されます。飲酒運転、ドラッグに関する検問も、日本と同じような頻度でおこなれれていますので、くれぐれも飲酒運転はしないようにしてください。

道路事情

舗装道路から砂利道、未舗装道路など、道路の状態は様々です。thl社のキャンピングカー利用規則では、未舗装道路を利用の場合は、走行は4WD車両のみに限られます。制限速度を守り、路面状況の変化に注意し、通行止めの標識に従ってください。オーストラリアでは極端な天候​の影響を受け、一部の地域で洪水、ブッシュファイヤー、竜巻などが起こることがあります。必ず事前に旅行計画を立て、旅行先の天候状態を確認してください。洪水で水が溢れる道路を渡ろうとしないでください。洪水は水流が強く、車ごと流されることがあります。緊急事態には、現地のステート・エマージェンシー・サービス(SES)に連絡するか、000に電話してください。

旅行の前に

事前登録システム

thl社では、貸し出し手続きの際、必要なインフォメーションを事前に登録できるよう「事前登録システム」が利用できるようになっています。通常、貸し出し手続きは、30分程度必要で、車両の仕様説明等を含めると1時間は見ておく必要があります。この「事前登録システム」を使えば、貸し出し手続きを簡単に済ませることが可能です。
以下をクリックすれば、「事前登録システム」のページにアクセスできます。
「事前登録システム」

オンラインアプリ「thl Roadtrip」

thl社では、レンタル開始前に、利用予定の車両の仕様が事前に確認できたり、車両のレンタル期間中、安全なドライブのヒント、最寄りのキャラバンパークやキャンプ場の案内、アトラクションの紹介や、そのディスカウントクーポンなど、様々なサービスがオンタイムで利用できるよう、専用アプリ、「thl Roadtrip」を提供していま。「App Store」、「Google Play」で無料でダウンロード可能ですので、ご旅行前に、是非、お手持ちの端末にダウンロードしておいて下さい。